スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

栄冠は君に輝く

明日から7月。

沖縄と北海道ではすでに、夏の甲子園の予選が戦われています。

高校2年の我が家の次男坊も、遥かに霞む甲子園を夢に見ながら、希望と絶望のハザマで

毎日苦闘しております。


♪雲はわき 光あふれて

 天高く 純白の球 きょうぞ飛ぶ


1948年に生まれた、夏の甲子園おなじみの大会歌「栄冠は君に輝く」の一節ですが、この歌

詞にまつわるエピソードが6月26日の朝日新聞夕刊に掲載されていました。

朝日新聞社が歌詞を募集し、5252作品の中から入選したのは、当時23歳だった加賀道子さ

んという女性でした。

が、実は本当に詞を作ったのは、婚約者の大介さんだったのです。

大介さんは当時、短歌や演劇の会を主催し脚本を書いていたため、賞金目当てと思われる

のが嫌で道子さんの名で応募し、思わぬ入選に引っ込みがつかなくなったのだそうです。

それから20年後の第50回大会直前に、大介さんは真相を公表します。


農家の次男に生まれた大介さんは少年の頃、裸足で野球をしていました。

試合でのケガがもとで16歳のとき、右足の膝から下を切断し、野球ができなくなってしまいま

す。

松葉杖で自宅前にある石川県根上町の浜小学校に行き、子どもたちの野球をみつめていた

そうです。

1973年、58歳で死去。

その翌年、松井秀樹選手が生まれ、浜小学校に通います。

今春から母校・浜小学校の教頭になった長女の新川淑恵さんは2003年夏、甲子園の開会式

で森山良子さんが熱唱する「栄冠は君に輝く」を聴き、「ああ、父は生きている」と涙が止まら

なかったそうです。


一昨年の夏、家族4人で甲子園に行きました。

翌年から高校球児となる次男に、戦時中は大会が中止にされ、このグランドが芋畑になった

こと、名物の鉄傘が武器の製造のために徴収されたこと、選手が戦争にとられ人を殺し殺さ

れたことなどを話し、野球をやりたくてもやれなかった人たちの無念さをいつも考えろと諭しま

した。

思うように結果が出ず泣きながら落ち込んで帰ってくると、よく同じ話をします。

最近は、学校やチームのためではなく自分のために野球をやれ、それが結果的に周囲のた

めになるのだと慰めたりもします。


私自身、プロ野球選手を目指した時期もあり、今でも野球やソフトボールを続けています。

周囲にはハッキリ言って、人間性も含めて野球をやる資格のないような連中もいます。

高野連やプロ野球界の体質も変わらなければなりません。

しかし今、野球がやれる幸せを噛みしめながらグランドを走り回ることが、無念の思いで逝っ

てしまった人たちへの最大の供養だと思っています。


球児たちよ、辛いのは自分だけではない、先人たちの思いを忘れず最後の夏まで頑張ってく

ださい。

その先に、きっと何かが見えてきます。

栄冠は、君たちにこそ輝く!

また、熱い熱い夏がやってきます。


スポンサーサイト

テーマ : 高校野球 - ジャンル : スポーツ

コメント

こんなのを見つけました
http://w2222.nsk.ne.jp/~s-kaga/page/etcetera.htm

 私は今でもこの『栄冠は君に輝く』を聞くと身が引き締まる思いがします。私は高校時代甲子園球場に行きたくてブラスバンド部へ入った人間です。甲子園球場で行われる全国高校野球選手権大会は特別です。グランドで戦っている球児だけが甲子園を目指しているのではないのです。純粋に母校の勝利だけを信じてスタンドで応援している人達も同じ思いでいるのです。私は在学時代、とうとう甲子園に行くことは出来ませんでしたが、後輩がそれを実現させてくれたときは、喜んでいの一番に甲子園に向かいました。本当にうれしかった。名も知らない後輩たちが、おじさんの青春の夢を叶えてくれた瞬間でした。
 私は現在50歳です。毎年8月になり『栄冠は君に輝く』を聞くと涙が出ます。もっと純粋にならんとあかん!と自分に言い聞かせてます。あのブラスバンドで地区予選の1回戦から必死に吹き続けたトロンボーン!今の自分には、あまりにも純粋な音色だった様な気がします。今の自分が恥ずかしいと思う8月です。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 | BLOG TOP | 

ブログランキング参加中!

一押しご協力を ↓ ↓ ↓
あなたの1票をお願いします!!

ブログ内検索

INFORMATION

プロフィール

浦木正志

Author:浦木正志
高知県出身。
出版社勤務を経て、CD製作&プロデュース・作詞・作曲・編曲・楽譜製作・らくらく作曲講座のトータル音楽製作会社
『ミュープロダクション』
を設立。
作詞・作曲・編曲家でもあり、
「四万十川」
「旅路の春」
「見えないホタル」
など、オリジナル曲多数。
著書に「青春のうたごえ楽譜集 101曲選」(高文研)がある。

リンク

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。